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『旅路の果て』(原題:Clutching at Straws)は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、マリリオンが1987年に発表した4作目のスタジオ・アルバム。ボーカリストのフィッシュ(デレク・ディック)は1988年11月にバンドを脱退しており〔Official Fish Site: Biographies - Fish - 2014年9月14日閲覧〕、結果的にフィッシュ在籍時としては最後のスタジオ・アルバムとなった。 == 背景 == マーク・ケリーによれば、ラッシュの北米ツアーのオープニングアクトを終えた後、1986年5月より曲作りを始め、同年のクリスマスには「ホワイト・ロシアン」「ウォーム・ウェット・サークルズ」「さらば青春の光」といった新曲をライヴで演奏したという〔Clutching at Straws - marillion.com - 2014年9月14日閲覧〕。そして、1987年にレコーディングを開始するが、フィッシュによればスタジオ入りする前にツアーの日程が決められており、後年そのことについて「我々はまだ、いくつかの曲をまとめなければならない段階だったから、相当なプレッシャーだったよ」とコメントしている〔。また、デビュー当時からマリリオンの作品のジャケット・デザインを手掛けてきたは、rockpages.grのインタビューにおいて、当時バンドはスケジュールが押していたことから疲弊していたと証言している〔Rockpages.gr - Interviews - Wilkinson, Mark - 2014年9月14日閲覧〕。 ウィルキンソンは、本作のジャケットを旧作と根本的に異なるデザインにしようと考え、イラストと写真を組み合わせたジャケットを制作するが、フィッシュ以外のメンバーからは良い反応が得られず、そのことに失望したという〔。なお、ウィルキンソンは後年、本作のジャケットについて「殆どモノトーンの、もっとダークな雰囲気を作りたかったけど、空想のイラストと写真の融合が、どうにもしっくり来なかった…コンピュータを使って巧くできるようになるよりもずっと前のことだったからね」とコメントしている〔。 本作はコンセプト・アルバムとみなされることも多いが、マーク・ケリーはアルバム『美しき季節の終焉』発表時のインタビューにおいて、(1989年当時の)マリリオンがリリースした真の意味でのコンセプト・アルバムは『過ち色の記憶』(1985年)だけだと説明している〔Innerviews: Marillion - Forward motion - 2014年9月14日閲覧〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「旅路の果て (アルバム)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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